障害者手帳について

「身体者障害者手帳」「療育手帳」「精神保健福祉手帳」3種の総称を「障害者手帳」と呼びます。

身体障害者手帳	視覚障害、聴覚障害、肢体不自由などの身体障害に該当する方が取得可能。
療育手帳	主に「知的障害あり」と判定された子供に発行されるもの。
精神障害者保健福祉手帳	統合失調症、うつ病などの精神疾患、言語障害、学習障害などの発達障害に該当する方が取得可能。1～3級まで等級がある。

いずれの手帳を持っていても障害者総合支援法に基づいた、様々な支援を受けることが可能になります。

１.　様々の税金の控除（所得税、住民税など）
２.　交通機関や運賃の減免
３.　公共施設（博物館や美術館、映画館など）の利用料減免待遇　（控除項目は各発行自治体によって異なります）

また、要件を満たせば、障害年金を受給することもできます。
雇用面では、障害者雇用の枠組みでの応募が可能となり、配慮を受けた勤務が可能となります。

デメリットとしては、「精神障害者」と認定されることへの抵抗感や、ご家族を含めた周囲からの理解が得られないといった精神的ストレスの増加など、心理的なものがあるかと思います。

また、雇用面では、障害者雇用の場合、昇進や待遇面で一般のルートから外れる可能性があります。

メリットの多い障害者手帳ではありますが、それでもやはり人によってはデメリットに感じてしまうものもあります。

障害者手帳を取得するためには、必要書類を用意したうえで、市区町村役場の窓口に申請する必要があります。

障害者手帳の申請手続きの流れについては、以下で詳しくご案内しています。

障害年金と障害者手帳は、よく似た名前なので同じものと誤解をされている方がいらっしゃいますが、両者はまったくの別の制度です。

その違いについては、以下で詳しくご案内しています。