【社労士が解説】障害年金を申請する時の診断書のポイントとは?

障害年金と診断書の関係

障害年金の申請において、診断書は最も重要な書類の一つです。障害の状態や日常生活への影響を具体的かつ正確に記載することで、申請の可否が大きく左右されます。診断書は主治医に依頼して作成してもらう必要があり、医師の記載内容が障害年金の審査基準に適合しているかがポイントです。しかし、医師に正確な情報を伝えなければ、日常生活の困難さが十分に反映されないこともあります。そのため、診断書作成時には、社労士のサポートを受けることで、より効果的な申請が可能となります。

診断書を医師に依頼するコツ3つ

診断書を医師に依頼するコツは下記の3つがポイントです。

日常生活で困っている部分をメモする

診断書を医師に依頼する際、日常生活で困っている具体的な場面をメモしておくことが重要です。例えば、「通勤時に不安が強く途中で引き返してしまう」「家事をこなすのに時間がかかりすぎる」「人との会話を避けがちで社会的交流が難しい」など、自身がどのような困難に直面しているかを詳細に書き出します。このメモは、医師が障害の実態を把握するための貴重な情報源となります。具体的なエピソードがあると、診断書により正確な記載が可能となり、審査基準に合致する内容となりやすくなります。日々の困りごとを忘れずに記録しておく習慣をつけましょう。

家族についてきてもらう

診断書を依頼する際には、家族や身近な支援者に同席してもらうことをおすすめします。医師に伝える際、自分では気付いていない日常の困難や症状を、家族が補足してくれるケースが多いからです。例えば、「食事の準備を忘れてしまうことがある」「身だしなみを整えるのに支援が必要」など、他者から見た視点が診断書の内容を補強することがあります。また、家族が診断書の重要性を理解していると、医師とのコミュニケーションがスムーズに進む場合もあります。自分だけで伝えきれないことを家族の力を借りて補い、医師に正確な情報を共有しましょう。

社労士に相談する

診断書を適切に作成してもらうためには、社労士に相談することが非常に有効です。社労士は障害年金の審査基準や必要書類の内容に精通しており、医師に伝えるべきポイントや注意事項について具体的なアドバイスを提供できます。また、診断書の内容が障害年金の審査基準に適合しているかを確認し、不足があれば追加情報を医師に依頼するサポートも可能です。さらに、社労士は医師との橋渡し役として、診断書の質を高めるための重要な役割を果たします。申請を成功させるために、専門家の力を借りることを検討しましょう。

Q&Aコーナー

Q1. 診断書の内容が不十分だった場合、どうすれば良いですか?

診断書の内容が現状の症状と異なっている場合は、修正を依頼することを検討してみましょう。まずは、どの部分が不十分なのかを確認し、主治医に具体的な修正ポイントを伝えましょう。その際、社労士に相談することで、必要な修正内容を的確に把握し、適切な対応ができるようになります。

Q2. 診断書を依頼する際、医師に何を伝えれば良いですか?

医師には、自分の日常生活での困難や症状について具体的に伝えることが重要です。「家事ができない」「外出に付き添いが必要」など、日々の生活で支障がある点を分かりやすく説明しましょう。また、障害年金の審査基準について医師が十分に理解していない場合もあるため、社労士からのアドバイスを基にポイントを絞って伝えると、スムーズに進みます。

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最終更新日 3日 by 社会保険労務士 出口 芳和

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